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ポジティブに考えようとして、余計しんどくなった話|自分の気持ち わからない

その夜、なかなか眠れなかった。
寝ようと思えば思うほど、胸の奥がモヤモヤしてくる。

昼間、会社の同期が昇進した。
彼女の努力を見てきたから、心から「おめでとう」って言えた。
…はずだった。

でも布団に入った瞬間から、
なんだか胸の奥がザワザワして、息が浅くなる。

嫉妬?…じゃないと思う。
彼女の昇進は納得できるし、嬉しかった。
でも、心のどこかがざらっとしていた。

「私だって、頑張ってるのに」
そんな声が、知らないうちに浮かんでいた。

誰に認められたかったんだろう。
なにが足りなかったんだろう。
考えても、明確な答えは出てこなかった。

「ポジティブに考えよう」って、よく言うじゃない。
私も、そうしなきゃって思った。

「今の自分も十分がんばってる」
「私には私のペースがある」
そう言い聞かせようとしてみた。

でも、なんだか虚しくて。
言葉だけが浮いてて、心に届かなかった。

むしろ、
「こんなふうに感じる私は、まだまだだな」って
また自分にダメ出ししてる気がして——
余計にしんどくなった。

心理学の先生の解説

自分でも理由がわからないまま、モヤモヤして眠れなくなる。
そういう心の反応って、実はよくあるんです。

たとえば「ポジティブに考えよう」って自分に言い聞かせるとき、
私たちは知らず知らずのうちに、
本当に感じていた感情にフタをしてしまっていることがあります。

悔しさ、寂しさ、置いていかれたような感覚。
そんな気持ちを「感じてはいけないもの」として抑え込もうとすると、
その感情は行き場をなくして、モヤモヤとなって残り続けてしまいます。

感情には、そもそも“良い”も“悪い”もないんですね。
ただ「ある」と認めてあげることが、
心を落ち着けるための、最初の一歩になります。

「悔しい」と感じたあなたは、
誰かと比べたかったのではなく、
“自分をちゃんと見てほしかった”だけなのかもしれません。

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感情は、うまく扱おうとするよりも、
まず“しくみ”を知ることで変わりはじめます。

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